都丸総合建物で十数年間勤務している従業員Yです。
このスペースをお借りして、当社が大切にしている【入居者の方とのふれあい】について少しお話ししたいと思います。
普段は群馬にいる社長の都丸は、毎月数日間、あさひレジデンス弐番館に滞在します。
そこの管理室で、宇都宮物件の管理人や取引業者と打ち合わせをするためです。
毎月欠かさないためか、入居者の方も顔を覚え、「大家さん、こんにちは」と声をかけてくれるようになりました。
その一言がとても嬉しくて、「入居者の方ともっと触れ合えないか」
「せっかく50世帯もの物件だし、入居者様同士で交流する機会を持てないだろうか」と考えました。
そこで企画したのが「お花見会」でした。
管理室のバルコニーを開放し、バーベキューや軽食で入居者の方をおもてなしする催しです。
6階バルコニーから臨む八幡山公園の桜は本当に素晴らしく、
一緒に写真を撮ると喜んでくださいました。
ご好評を受け、
今度は「餅つき大会」を実施しました。
東京からイベント業者を招き、
入居者の方も餅つきをしたあと、
その場でつきたてのお餅をいただく企画です。
寒い中の開催でしたが、
小さなお子様も元気よく杵を振り、
皆で作ったきなこ餅やからみ餅の味は
格別なものでした。
このようにお花見会や餅つき大会を
数年間実施して参りましたが、転機が訪れます。
そう、新型コロナウィルスです。
今年も楽しみにしているとの声もあり、
規模を縮小して開催するかどうか、社内で何度も議論を重ねました。
しかし、やはり入居者の方の安全を第一に考えるべきと、2020年以降、これらのイベントは全て休止することになりました。
そうこうするうちに
入居者の方は引越しで入れ替わり、
イベントを行っていたことを知る人も少なくなりました。
入居者の方とのつながりが薄くなってきている・・と感じつつも、
打開策について考えあぐねておりました。
そんなある秋の日、
都丸が広島へ出張することになりました。
都丸は言いました。
「人とのつながりが希薄になりがちな今だからこそ、入居者の方を大切にしよう。全員に広島のお土産を配ろう。」
早速、広島名物のもみじ饅頭を手配し、季節の挨拶文も用意しました。
管理会社の協力も得ながら、こうして、入居者の方ひとりひとりへお渡ししました。
すると、「お土産ありがとうございました」と直接、お電話してくださった方が何人もいらっしゃるではありませんか。
家主の想いが少しでも伝わったのかなと、とても嬉しく思いました。
このことを通じて、制限の多いコロナ禍でも、工夫次第で入居者の方とのふれあいを持つことができるとわかりました。
そして、飲食を伴わないような、何か交流イベントができないかと皆で話し合った結果、
来春、「お楽しみビンゴ大会」を開催することにいたしました。
これからも都丸総合建物は、
人とのつながりであたたかい気持ちをもって暮らすことができるよう、
社員一丸となって努めてまいります。
2022年12月 従業員Y